日本社会の現実とのギャップ

   ジャカルタから東京と休む間もなく駆けずり回り、大阪に戻って今度は忘年会に早朝からゴルフをしてたら遂に体が悲鳴を上げてきました(笑)

   昨年より睡眠を取るように心がけ、健康管理に一層力を入れるようにしてますが、移動が多く同じリズムで生活できない不規則から体が応えてるように思います。暑い国から冬の日本への適応問題もあるかもしれません。いずれにせよ、心身共に現実とのギャップをどう埋めるかの戦いが続きます。

   久しぶりに東京で妹夫婦ともゆっくり話をし、甥とも会話する機会があったのですが、日本社会とはやはり壁を感じる所があります。本音で話す事がなかなかできない奥ゆかしさは日本の良さでもありますが、思っている事を当人に直接言えない空気は物事を進める力強さを失います。対話力が弱いとも言えます。海外では交渉や議論が出来ないとやられてしまいますので、そんな悠長な空気は微塵もありません💦

   義弟に合意形成の必要性を言われ、確かにその考えは大事で、いかに従業員をやる気にさせ、高い基準に向かわせるかは経営者として問われます。一方、最低基準を守ればいいなどと言う風土ではいいチームにはなりません。強みより弱みに目を向けたり、何が正しいかより誰が正しいかに関心があるような環境では前向きに楽しく生きる事が出来なくなるのではないでしょうか。パーフェクトを目指すとしてもパーフェクトな人間はいません😉

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(知人経営者の紹介でリコーの社内起業プロジェクトのイベントに参加)

   世界では色んな組織論が次々と出てきてますが、日本の縦割り上下関係はそろそろ限界を生じています。私も気づいたら立派な中高年になりましたが(笑)、我々の世代から対等意識が高まり、フラットな組織というものが望ましいと言われてきました。もちろん人によって差を設けて当然と思いますが、年功序列は崩壊し、実力社会に変貌を遂げつつあります。

    だったらいっそのことリーダーには権限を委譲すればいいのです。多様性を武器にしないと生き残れないと言われる世の中で、一律横並びで同質化させる事が日本経済の不活化の要因と思われます。いつまでも自分の地位や権力にしがみついてるような会社では、人は育ちません。異質な部門を受け入れる体制に挑戦する必要があります。国際社会の波に晒され日本社会がどう変貌を遂げられるか現実とのギャップを認識し、引き続き変化を創造し続けたいと感じた一週間でした。

   今日はこの辺で👋