三本目の糸

    明日で今月も終了します。去年の今頃のブログを見ると一年を振り返ってましたが、今年は予期せず大きく世の中変わる事になり、日本は良かった気がします。このままでしたら世界に取り残される可能性がありましたが、新型コロナは危機を生み出し、一挙に物事を前進させてくれました。特にデジタル化です。元々技術的に出来る環境にあっても、こんな便利なツール一つ使ってこなかったのです。

   又、個人的には今年「捨てて、捨てて、捨てて、研ぎ澄ます」と抱負を立てましたが、かなり断捨離を進めて、最後は16年続けてきた元・盛和塾大阪、現・実戦経営者道場大和を退会する事にしました。人生の選択です。何かを手に入れようと思えば、何かを手放す勇気が必要です。事業でも撤退が出来ないと、致命的になってからでは時既に遅しとなりかねません。稀代の名経営者稲盛和夫氏から学んだ事は血肉化され、誰も私から奪えません。先日亡くなった元会長の中山さんが、自分を「八木春一の作品」と言ってましたが、それだけ人間は人によって感化するものです。感謝と報恩の歴史が繰り返されます。私も次世代に何かを継いでいく事となります。

   大阪では未だに大阪都構想が否認された事の話題が出てきますが、やっぱり保守的な所は残っているようです。しかし、歴史観のない薄っぺらな都市構想を掲げるぐらいなら、万博もある事なので、これからを見据えたビジョンを更に描く事が大事です。政治の世界は人気取りなので、どうしても限界があります。我々民間人は実力を磨き、誰もが自分達は変わらないといけないと思わせるしかけをどう作るかでしょう。大阪は関西連合で、文化価値をブランディングしたらいいと思います。

f:id:masahiroyagi:20201129121045j:image

(自粛前に冷えたやかんのビールジョッキで乾杯)

    今や「7割経済」という言い方もありますが、資本主義は転換を迎え、「志本主義」にならないといけません。価値観を変え、豊かで幸せなライフスタイルを追求すべきです。働く目的は人生を楽しむ為にあり、規模や苦行を追求するものではありません。創造性は遊びであり、遊びの質が求められます。言うならば、仕事は高尚な遊びです(笑)

   それにしてもこの年末再び営業自粛とか制限された活動を強いられる事になってますが、デジタルツールのお陰で出来ない事は限られ、シンガポールジャカルタの知人と今度の水曜日にオンライン飲み会をする事になりました。心のつながりは色んな機会創出となります。私は孤独な好きな人間でもありますが、会社という組織の枠に留まらないネットワークが武器ともなっています。

   未来へという会社を整理しましたが、又来年に向けて新会社を立ち上げる準備をしています。そろそろ温めてきたものも世に出し、縦糸・横糸だけでなく将来に向けて貢献出来る三本目の糸も紡ぎたいものです。今日はこんな所で👋