商都大阪復活に向けて

   盛和塾の京都一泊研修から大阪に戻ると、今週は何とG20が日本で初めて開催され大阪は大警戒体制でした。それにしてもIRだ、万博だと大阪は日本でのポジションが物凄く高まってる気がします。心斎橋筋を歩くとインバウンドの流れが本当に強く、一挙に国際都市に化けるかもしれません。何故こんな事になってるのか、改めて考えてみました🤔

   まず関西空港の存在が大きいのは間違いありません。成田空港に比べたらかなりいいように感じます。東京は羽田空港は大変いいのですが、成田は残念ながら利用する気になりません。アクセスの問題でしょうか。りんくうタウンのアウトレットも大人気のようです。

   次に難波を中心にミナミが外国人に受けているようです。日本は今まで欧米化に向かってきたと思いますが、ミナミはアジア的独特な空気があります。梅田中心のキタとは全く違う面白さがあって文化的です。東京に行ってもこういったディープな文化は味わえません。浅草が近いかもしれませんが、東京は大きすぎて全体のイメージが違います。ミナミは大阪の象徴となってます。

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(本町本社近くがG20で警備されてる様子)

    今年は大丸心斎橋が9月にリニューアルオープンし、いよいよ大阪は劇場化しそうな勢いです。このまま本町界隈の船場まで流れを持っていきたいものです。船場にはセントレジス他ホテルが次々立っていってる状況です。マンションで住民も増えそうですが、遊びと仕事の両立も可能です。まだまだオフィスも多数あり、商談するのに船場は最適です👌

    商都大阪復活に向け、単なるレジャー化に終わらせない流れも作っていきたいものです。多様性文化から、イノベーションが生まれてくるものです。働き方改革もいいですが、いい加減経済を立て直さないと国も持ちません。幸い大阪人は日常的に商売を楽しむ術を知ってます。値札にキチンと価格が表示されていても「これ、ナンボになるの? 2個買うから安うして〜」といった調子です。「いやいや、仕入れじゃないんだから(笑)」と思うんですが、交渉が日常です。

   笑文化だけでなく、船場商人として「三方よし」「利は元にあり」と言った商文化も、国際都市化の中に伝えていきたいものです。お後が宜しいようで👋