人と違う道を行く

   大阪に戻りました。行ったり来たりすると進行中のものが滞ったりするんですが、ネットワークの時代、WEBミーティング等で何とか補いつつ進捗を確認しております。20日に再度インドネシアに向かうので、日本滞在は時間がかなり限定的です。向こう中心の活動にならざるをえません。

    かと言って日本でもやる事が山積で、やはり集中と選択が重要です。基本他の人が出来ないことに、身を割くようにしています。ジャカルタに来てくれたランドリー事業のパートナー社長にも、洗濯事業だけならやる人は沢山いるけれども、リネンサプライと組み合わせる事で誰もがやっていない事になるという話をしました。日本ではタオルリネンの洗濯付きレンタル事業が当たり前ですが、ジャカルタでやってる所はなく、まして日本企業では外資が現地で洗濯事業を出来ない以上、そうした事に踏み込めないのです。

    私が何故人と違う道を行く事を心がけるようになったのか、一言で言えば自分の価値を探し、強みを極める為であります。独自性にこそ、人生においても経営においても付加価値を生み出す源泉です。少なくとも誰もが身につけるべき基礎は習得する必要がありますが、それだけでは競争社会において勝てません。競争を否定的に捉える見方がありますが、それは資本主義社会において間違っています。競争からいいものが生まれ、独自性を持つからその価値があるのです。決して足を引っ張り合う競争ではありません。

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(ジャカルタセントレジス予定地内のドライクリーニング機)

   日本は何故横並びを志向してきたんでしょうか。チームワークや協力が日本の力となっていたのは確かですが、見方によっては伸び代を抑え、出る杭を叩いてきた社会だったのではないでしょうか。低いレベルに合わせては、伸びる人材には居心地は悪く、外に飛び出すのは自然の流れです。基準を高い所に持たないと、低い基準をクリアしてそれでいいという事になります。そこには活力は生まれません。競争や独自性の評価がなければ安住志向の人ばかりで、向上心からの学ぶ風土は失われます。環境が人を育むので、今の社会風土では逸材はなかなか生まれてこないでしょう。

   連休中に遊びながら少し考えてみましょう。今日はこんな所で👋