深化と探索

    非常に面白い本に出会いました。バリからジャカルタへと移動しても肌身離さず、現在読み解いています👌

    その名も「両利きの経営」、正に私のやろうとしてるのはこれだったのではと腑に落ちる思いです。世間ではよくその道一筋だとか、その道で一家言持つ事を尊びますが、なぜわざわざ二兎をを追う必要があるのか、会社経営の奥深さを感じざるをえません。私もこの歳になって、専門性の深化だけでなく新しい事への探索がないと事業は永続できないと、ようやく秩序だって説明できる所まで来ました。

   企業の寿命はもはや人間の寿命より圧倒的に短く、深化を追求するだけではいつまでもレッドオーシャンの競争に陥り、身を削って事業を継続しないといけません。それだけ世の中の変化は激しく、成熟事業の深化と新規事業の探索を同時に進める必要があります。それこそがイノベーションと言えるもので、タオルの製造販売事業だけではダメなのです。また一方バリで開始したランドリー事業もそれだけでは同様、競争に陥るだけです。

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   ではどうするかと言うと、歴史のある本業の深化と未来志向の探索を同時に行って独自性を生み出すしかありません。やっとこの年齢でその確信に至りました。どうして今までうまくいかなかったり、既存事業との対立が起こるのか、この本によって非常によく分かりました。当然の事であります😅

   もう一つ面白く感じたのが、市場と組織のマトリックスです。既存市場と新規市場という組み立ては事業として当たり前ですが、同様組織にも既存能力と新規能力が求められるのです。マーケティングはもちろん大事ですが、組織力はどうジャンプアップさせたらいいのでしょうか。やはりWチャレンジしてもらうしかないのか、それとも別ユニットを作るか戦略性が問われます。いずれにしてもリーダーシップと企業上層部の理解が必要です。

   私がやり抜かないといけないのは、詰まる所企業文化を創造する事と思います。まだ最後読みかけの所がありますが、今回学んだ事で私がいなくなってもこうした事を認識する風土を整えたいものです。即実践、今回はこんな所で👋