失敗

   笑いに続いて今回は失敗について考えてみました。自慢ではありませんが、私の失敗の数はどれだけあるのか数えだしたらキリがありません。反省が足りないのか、同じ事を繰り返してるのかパターンを記録してみようかと書き出してみました。すると出てくるわ、出てくるわ😅…

   日本社会は減点主義と言われますが、これでは自分の点数はゼロを下回るマイナスとなるのではみ出し人間と言われても仕方ありません。それでも生きてこれたのは、「失敗を成功のもと」だと信じて疑わなかったからです。失敗の数だけ成功に近づく、失敗はこうしたら成功しない事が分かる前進だと本気で信じてるのです。人からは怒られそうですが、失敗した事は仕方ありません。覆水盆に返らずです。

   ではどういう失敗があったか具体的に上げると、一番痛い思いをしてるのが、やっぱりお金が絡んだ時でしょうか。人はお金が絡むと本性が出てきます。あ、こんな人だったのかと、今までやってきた事は何だったのか、人に裏切られた思いというのは大小あっても、お金でドロ沼になる時ほど悲しい事はありません。詰まる所、損得勘定で生きる人が多いのです。

   私は両親の愛情の下育てられましたが、常に神様のご加護があると旅立ち、どこでも逞しく生き残る術を身に付けてきました。失敗ばかりで何故逞しく生き残れるのか、それは勇気だけでなく勤勉倹約という習性を持つ事が出来たからだと思います。必ずしも頑張ったから報われるという世界ではありませんが、商人魂が心に住みついています。

   また、この商人魂や商人道というものは儲け主義ではありません。正直だったり、誠実だったり、損得勘定外の人となりを問われます。よって信じてるものを裏切られる時ほど悲しい事はないでしょう。要は人を見抜けない自分が悪いのです。もっと人の心理を失敗から学ぶ必要がありそうです。

   会社経営をしてると人事から戦略、財務と様々な観点で意思決定を求められます。そこで私は常に実行パートナーを求め、社内外問わず人間関係を作ってきました。そこで次にその失敗を辿るとコミュニケーションの問題が浮かび上がってきます。相互理解と信頼の問題です。以前は焦りもあり、人の話を聞かない最悪の状態がありました。大声で怒鳴ったり、人の意見を上から被せて反論したり、論破を目的とした戦いをした事もあり、今思うと恥ずかしい限りです。これは未だ途上ではありますが、徐々に改善してきました。コミュニケーションで全てが解決するものではありませんが、会社だけでなく家庭も同様ではないでしょうか。意思決定背景の説明に誠意を尽くし、この人が言うならという状態をどう作るかです。

    詰まる所、「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」と言われますが、失敗には必ず原因があります。人生は回答のない問題集であり、私は自分に問い続ける生き方を志向してますが、思うようにならないから価値もあるのです。理想と現実のギャップは成長余地です。では失敗をアウトプットと捉え、仮説検証をスピード上げて繰り返せば成功の精度は上がるのでは?

   人に烙印押される前に失敗のパターンを記録し、反省してみました😉‼️…あ、もう烙印押されてるかもね(笑)〜