専門性と副業

  バリにまた来てます。趣味と実益を兼ねる幸せを以前書きましたが、ここに来ると本当に幸せは何か、つくづく感じます。私にとって健康的であること、笑顔が絶えない事は幸せであるのは確かなんですが、最近副業の話題が絶えないので専門性との兼ね合いで幸せについて考えてみました。

   私は幸せになるには専門性を身につける必要があると思っています。要はいくら精神的に満たされていても物質的にも満たされる必要があり、稼ぐ力を付けるにはその道のプロにならないと人から評価されないというのは事実です。別に他人評価で生きろと言ってるのではなく、お金はお客さんから頂くので人から認められないといけません。一方で専門性を身につけたからと言って、そこには常に競争があります。実はその時に非常に重要になるのが素人発想なのです。

   何を言おうとしてるか疑問に思われるかもしれませんが、職人という技術を持つ人は技術に溺れお客さんの立場に立ってどうなのかという視点を見失う事がよくあります。お客さんはその道では素人なのでプロの人の話は初めて聞くような内容かもしれませんが、いくら専門用語を駆使しても理解されなければ何の意味もありません。また、そんな専門性はそもそもお客さんが欲してない可能性があります。場合によってはネットで調べたら出て来るという事すら多々あります。

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    話を副業に変えますが、実は副業は専門分野と違うものが一般的です。だからこそ副業なんですが、そこでは本業と全く違った視点を養えます。そうした視点を持つ事で自分の専門性を客観的に見る事が出来ます。この客観性というのが大事なのです。文字通りお客さんの視点です。自分の専門性は果たして本当に人の役に立つものなのか、改めて他者から見て価値があるのかを考えるきっかけにもなります。

    副業とは単に副収入を得る手段だけでなく、自分の人間幅を広めてくれます。その分野の専門人材もいるので決して競争で勝てるとは限りませんが、所詮副業です。本業に深みが出るならそれでいいのです。またそこでは人脈が作れます。新たな自分を発見出来るかもしれません。副業転じて生業になる例もあるでしょう。いずれにしても専門性は必ず磨く必要があるのですが、どこかで頭打ちになったり自分の成長に踊り場を迎えます。今までは転職というキャリアアップを選択してきた働き方が、ついに兼業という時代に変わっていくように思います。何も今までのキャリアを捨てる必要なく、次のステージに上がれる可能性が出てきます。

    自分探しという言葉がありますが、我々はどこかで志を持つ必要があると思います。そこで専門性を磨く事になるのでしょうが、挑戦する限り必ず壁が出てきます。壁を乗り越えるためにも、是非他の事を試しにやってみたらいいのではないでしょうか。押してダメなら引いてみる、直球が通用しないなら変化球を投げてみるというのはどこの世界でも一緒です。 

   今日は副業について改めて考えてみました🙏