新年度スタート

   5月に入って私が昨年まで社長を勤めていた八木春株式会社が新年度を迎えました。不思議なものですが、日本は4月だったり正月以外に新年というものが年の途中にあり、何故かそこで新たなスタートを切ります。

   今年は年始から主にジャカルタにいるので、今月8日に大阪へ帰国したら一変に新年度モードになりました。毎月毎日悔いなく日々過ごすという心がけを持っても、やはり新年度はその一年を決する重要ルーティンです。要は毎日する事、月次でする事、年次でする事がそれぞれあるのでしょう。いくら今日が最後の日なら何をするか考えて常に行動するとしても、新年度スタートは新年度スタートでいつもと違う行動になるのかもしれません。

   実は八木春はグループで国内外4社会社があるのですが、なかなか情報を共有する事は大きな困難があります。今回はインドネシア🇮🇩のスローガン「Bhinnekka  Tunggal Ika(多様性の中の統一)」を紹介し、今まで国内で唱えてきた「和して同ぜず」と同義であると説明しました。インドネシアにも従業員がいるので、三方よしをどう構築するかです。

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   自分の事を振り返ると自分で言うのも何ですが、私は交渉力に長けており通常の日本人では困難な海外での取引も今まで何度となく切り抜けてきました。道なき道を行く、正に生涯一商人です。ところがその一方、皆の歩調に合わすという事が苦手です。そんな人間が社長に立つと下はたまったものではありません😅

   元々上長に対しても歯に衣着せぬ言い方で、対等精神をどんな場面でも貫いてきました。直球しか投げた事がなかったのです。何度も頭を叩かれ叩かれしながら、人とコミュニケーションを取ってきました。人間関係を失った事は数えたらキリがありません。一方そんな自分でもメインバンクとの交渉や業界団体とのポジショニングでは、10年近く築いてきたものがあります。修羅場を何度となく潜り抜け、今では解決できない問題はない、問題があったらいつでも持ってきてくれたらいいと言える程です。

   しかし、やっぱりこんな自分のままでは駄目だと思っています。直球だけでなくたまには変化球も投げないといけないのかもしれません。押して駄目なら引いてみよ、です。そこで昨年は八木春社長退任を決意し、今年からジャカルタ生活を始める事にしました。勿論振るわない業績の責任もあります。親会社の八木春産業や子会社の未来への代表取締役を続けているので、父に代表になってもらったとしてもグループを見る事は変わりませんので役割分担です。

    ところが、今回の新年度スタートに当たり、すっかり元のモードに戻った気がします。そもそも切り替えの速さを信条にしており、それはそれ、これはこれです(笑)。父からしたらたまったものではないでしょう…

   今日は毎年名古屋で親族が集まり親和会というものを開催しているのですが、ついに断って新年度の事業計画について考え抜く事としました。不動産業、タオル繊維業、環境事業のベストミックスです。私にはビジョンがあるので自分しか出来ないと思い込んでます👌

   そんな事してたらお昼回ってしまったので今日はこんな所で👋