タオルの日

昨日ジャカルタに戻りました。早速夜スーパーで買い物し、今日は朝から朝食を楽しみました😉

日本の最終日にタオルの日推進委員会という組合のメンバーで京都祇園に余興も兼ねて集まったのですが、こういう仲間との共通の取り組みは非常にいい事と感じます。私が9年ほど前に八木春の社長になってから業界団体に携わるようになったのですが、はっきり言ってタオル組合の存在意義が疑問でした。

何故かというと寄り合い所帯に過ぎず、目的意識がないので時間の浪費に思えたのです。何とタオル関係の組合だけで3団体にも加盟し、それぞれ出席を求められます。私は自社の経営もある上、業界団体以外にも色んな交流に参加していたのでとんでもない話でした。

そこで一年お付き合いし、断りを入れるようになったのですが、せっかく業界団体に同世代の経営者もいて仲良くなれたので利用しない手はありません。何か各社共通目的や目標を模索するようになり、ついにある時タオルの日を記念日登録する話を京都工芸社の寺田社長から持ってこられ、それこそ組合で出そうという事になったのです。

そこで4月29日を「よく拭く」とゴロ感もいいので申請し、昨年の2月に記念日登録されたのでいよいよ今年は当日に向けてどうしようかと、何度も推進委員会で集まってキャラクター制作からネット配信を続けてきています。勿論当日は各店頭においてPOPをあげて消費者の目に止まるようにしていく予定です。

ところで、そもそもこんな活動が一般の方々に何の役に立つのか、根本的な問題があります。日頃は身の回りを綺麗にする道具として、あくまでタオルは裏方にしか過ぎません。それを少しは表舞台に出して皆さんの興味を引いてもらおうと言うのです。共感を得られるような活動にしないと何のこっちゃと思われるだけです☝️

東京・大阪・名古屋の幼稚園各100園ほどに寄付する事になりPRしますが、新ライフスタイルの創造までユーザーを巻き込んだ活動に至るにはどうしたらいいのか、まだまだ何も出来ていないに等しい所です。まずは自社の従業員には一緒に参加してもらわないといけません😅

タオルの良し悪しや選択の仕方など、世の中には情報が氾濫してますが、どれだけ本質的な所まで理解されてるでしょうか?未だにボリュームあるタオルを水に濡らして使ったりしてる人は沢山いるかと思います。何度も洗濯してガチガチになったタオルを使い続けている人も多いのではないでしょうか?

こうした「ある、ある!」を共有して、もっとタオルの存在意義を知ってもらったら我々にとって組合の活動意義があったと言えます。ふんわりコミュニケーションと銘打って発信してますが、最終ゴールは作り手や売り手ではなく、買い手・使い手の幸せです。日常にタオルという少しの贅沢で、華を添えてみませんか?

我々にとっては商品という生活の糧ですが、この商品がどんなライフサイクルを経ることでサステイナブルな社会形成にも役に立つのか、リデュース・リサイクル・リユースの仕組みも将来的には提案しようという話になっています。4月29日で終わらせる事なく、息の長い活動として、特定団体の利益享受といった事にならない三方よしを志向したいものです。

それでは長々とした文章にお付き合い頂いて感謝します。今回もこんな所で👋

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