エシカル

   猛暑で狂わんばかりの日々が続いたと思ったら一転、この週末は台風騒ぎです。こうして考えると日本は地震があったり、大雨で死者が出る災難にあったり、結構落ち着かない国のようです。昨日は岡山にボランティア支援に行こうと思ったら中止になってしまいました😅

   それにしても繊維業界はサステイナビリティ一色の様相です。我々も唱えてきたテーマですが、業界で一斉にやるようになると、どこもかしこもとなって独自性が生まれません。トレーサビリティまで取り組もうと思いますが、キリのない所があります。

   そこで次に取る手はやっぱり人間の良心をどう育むかという、エシカル的な取り組みになってくると思います。日本語では道徳と言った所でしょうか。八木春は創業者がモラロジーという財団法人の考えを経営の根幹に抱き、道徳と経済性を両立させてきました。経営理念とも言えます。

  しかし、これが現代社会には非常に堅苦しく、人によっては受け付けないぐらいマイナスに取られます。時代が変わり、戦時のように強制させる軍隊式はもう通用しません。多様性の時代です。画一的な考えは否定されます。以前ブログで書いたように思考の仕方と思ってもらうしかありません。前回の選択の結果というのも同様の考えです。誰もがいい思考を身につけ、いい選択を出来たら、これ以上いい事はありません👌

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  オウム真理教の犯人が死刑となったようですが、何故彼らはそんな事件を起こしたのでしょうか。決して生まれつき悪い人間のはずではなかったと思いますが、結局どんな人と付き合ったかという選択の結果なのか、出会いと環境によって人はどうにでも変わります。特に人生の師を誤ったり、心の友から悪の道へ誘導されたら、よっぽど自分を持っていないと誰もが罪を犯すものだと言えましょう。それほど人間は弱いものです。

  なら、どうしたらいいかと言ったら結局、仲間同士お互い心を高め合って、いい行動を取るしかないのではないでしょうか。会社組織なんて詰まる所それが目的です。我々はタオルという商材や電解水という技術を使って、生活衛生環境の改善を図る会社です。売上や利益はその為の手段でしかありません。

  サステイナビリティ、トレーサビリティと横文字で続き、その先にあるエシカルを我々は志向したいと思います。今回は海外赴任半年が過ぎて長めの日本滞在でしたが、いよいよ火曜日は又インドネシアに向かいます👋