ベルリンの壁崩壊から30年

    企業の寿命は30年と言われますが、30年という括りは何か考えるにまとめやすい期間であります。ベルリンの壁崩壊は世界が民主主義の潮流を大きく喜ぶことなった出来事ですが、ついにそれも曲がり角が来てしまった感があります。米国を中心に保護主義に走り、今やグローバル化に大きなブレーキがかかってます。政治が経済に介入し出し、統制経済に戻ったかのようです😅

    この間中国が大国として台頭し日本はGDPで抜かれた訳ですが、東西と言うよりアジア・アメリカ・ヨーロッパというマーケット区分になった気がします。成長だけで言えば圧倒的にアジアの時代です。ECも曲がり角に来ました。私は93年に社会人として仕事をするようになったのですが、当時バブル崩壊直後で日本は失われた10年が今や30年という、そこから恐ろしい停滞期が続いています。デフレがこれだけ続いてしまったら、もう感覚的には麻痺してしまい、ゆでガエル状態です。

    それにしても格差がどこまで大きくなるのか、これだけ違いがあると住む世界を変えざるをえなくなります。格差を縮めるには時間と労力がかかり機会損失が発生するので、住む世界を変えた方が合理的です。私は船場とタオルや繊維業界を何とかしようという思いは人一倍強いですが、機が熟するのを待つしかありません。まだ時間がかかりそうです。

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(大阪で会食したレストランの創作料理)

    一方価値がここに来て大きく変わった気がします。一言で言えばサステイナビリティという、もしかしたら経済概念を変えざるを得ない指標です。それだけ地球環境問題から災害など、我々の手に負えない異様な出来事が続いています。となると今までの既成概念では通用せず、多様な意見や行動から解を見いだすようになってきます。直観や感性が問われます。

    もう真面目で一所懸命だけではニーズとずれたり、またそこに楽しさや面白さと言ったウォンツまで要求される成熟社会です。遊び学び働く事を、これからも続けていこうと思います。

    今日はこんな所で👋