電解水インドネシア初導入

   先週タオル業界でナンバーワンになると書きましたが、我々は派生ビジネスで電解水を取り扱っています。タオルと電解水のビジネスの結びつきですが、どちらも機能的にはキレイにするものです。また、この電解水というのは洗濯でも使えるので、タオルを使って洗濯するのに洗剤と水ではなく電解水を利用できます。要はタオルの商品ライフサイクルの使用・維持の観点で、電解水は大きな有効性を秘めてるのです🤔

   電解水と一言で言ってもアルカリ電解水と酸性電解水に分かれます。前者は洗浄効果があり、後者は除菌効果がありますので、それぞれ作るマシンを用意し、洗濯機と繋いで自動で洗います。洗浄効果は洗剤には敵わない所もあり場合によっては洗剤が必要ですが、除菌は安心の付加価値を提供します。肝心なのはすすぎの回数も減らし、生地の傷みやダメージを抑えるので、タオル等リネンの持ちが変わるのです。正に環境に配慮した技術と言えましょう。

   このマシンはタンクが大きいのになると2m四方程の奥域も80cmと場所を取り、タンクなしの高さ80cm幅50cm奥域50ccmという小型マシンもあります。その際は電解水を生成し貯めるタンクを用意する必要があります。今回インドネシアバリのホテルで導入されるのはこのタイプです。しかし、実は洗濯利用ではありません。日本人の支配人が電解水の良さを認識しており、調理場の衛生管理で利用する予定です👌

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     因みにタオルは日本でもインドネシアでも当たり前のように普及している日用品ですが、電解水はようやく日本において認知度が上がりかけてる商品で、インドネシアでは誰も知りません。しかし、この技術は発展途上国でより一層効果を発揮するものです。何せこちらの水環境はひどいだけでなく、公害問題も日本の高度成長期の様相です。環境保全の取組は、まだまだ何も出来ていないと言っていいでしょう。

   聞く所によると来月ジャカルタではアジア大会が開催されますが、既に現地に来て練習してるヨットの選手は海の水によって体調を崩したそうです。私は排気ガスで体調不良に陥り、今でもマスクは外せません😰

   要は地球に優しいだけでなく、人にも優しい技術が必要です。匂いも滑りもないという代物ですので、願ったり叶ったりです。何かデメリットはないのかと言われたら、せいぜいコストです。特に今回は日本から輸出しますので、手続き段取りに手間も取り、取り返すのが大変です。今後はタオル同様現地生産を目論みます。

   何れにせよ、日本の価値は過去の失敗に見出す事が出来て、水俣病四日市ぜんそくのような環境汚染は反面教師として発展途上国に伝えていくべきです。タオルから環境事業まで踏み切った訳ですが、日本の現場は既に國際的な基準を満たすレベルに来てるはずです。ならば海外でそれを実践するのは我々の責務ではないでしょうか?

   日本良し、海外良し、地球良しの三方良しでいきましょう👌今回はこんな所で👋