縦糸横糸に…

   人生という布は運命という縦糸、因果応報の原則という横糸によって織られているものだと稲盛和夫氏は唱えます。ただ運命に従って生きるのではなく、良い考えのもと良き行動を取れば運命は変えられるという生き方をして欲しいという素晴らしい教えであります。繊維業界にいる身として良き結果を得るのは、詰まる所人間性を高める集団形成にしかないように思われます🤔

   滋賀に行って、いよいよ来月に迫った「タオルの日」について業界仲間で話し合いしました。以前は業界で集まっても目的がなく費やすだけの時間でしたが、今は4月29日に向けてどうしようかという大テーマがあります。そもそも世間にタオルというものについて改めて考えてもらう日として、新しいライフスタイルが生まれたらという思いで制定したのですが、そこにたどり着くまでどんな事したらいいのか、それこそ知恵が必要です。

   そもそも何が人の感動を生んだり、喜んでもらえるキッカケになるのか、いくら言葉で説明しても自分で気づく体験には何事にも変えられません。ただそうしたキッカケを生むのは、やはり伝えていくしかないのも事実です。一番いいのは生活者の心に寄り添ったり、動機に近づく活動だと思います。タオルや繊維というのは余りに身の回りに溢れているので、深く考えなくなってるかもしれません。

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    日用品という嗜好品とは全く違うタオルは、日常や現実的なもので、決して憧れられるような代物ではありません。しかし、生活必需品としてなくなったら困り、またちょっとお金をかけるだけで気分を変えられる最高の贅沢でもあるのです👌

   そこで、今回4月29日は今持っているタオルを再確認し、眠っているいらない物を供養しようという事になりました。供養する際にリユースの受け皿まで用意します。同じ繊維でもタオルは縦糸に横糸だけでなくパイルという3本の糸で組み合わせる織物なので、ループの繋がりを最後に持たせて寿命を全うする仕掛けです‼️

   それでは今回はこんな所で👋