いよいよ再始動

   数ヶ月新型コロナ禍で活動に制限が加えられましたが、今週はついに動き出したと実感します。何せ大阪本社のオフィスも2階から10階に移し、営業としても久しぶりに福岡まで出張してきました。昨日は株主総会もあり、無事決算と新役員体制が承認されてます。父も全ての役職から外れ、何とか世代交代が済みました。ここまでの道のりは新型コロナとは別に、紆余曲折の日々でした。正に「事実は小説より奇なり」です。

   八木春株式会社社長になったのが2009年4月、その後八木春産業の社長も兼務し、この10年で八木春産業の事業は八木春株式会社を追い越し、八木春株式会社はもはや八木春産業に飲み込まれてしまう状況に至りました。元々関連子会社でもありましたが、事業は八木春株式会社の方がずっと優勢でした。しかし、八木春産業は海外事業を吸収しただけでなく、電解水を武器にした環境事業も手がけております。単なる不動産賃貸業ではなくなりました。

    これは私が手がけたという話ではなく、たまたまそういう時期にそういう事が起きたという自然の流れでこうなったという話です。誰も箕面船場の駅を自分の力で呼び寄せた訳ではありません。大阪大学外国部学部も来年開講という、大きなうねりが我々に舞い込んできたのです。店舗や倉庫から住居まで立ち退きという未曾有の出来事が、ここ数年で起きたのに加え、この前代未聞のコロナショックです。社内の人間模様も狂ったような様になりました😅

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(久しぶりに福岡の夜)

   福岡では以前の会社の社長に会ったり、私が八木春の社長になった時に会社を去った人に会ったり、未だに付き合える関係を再確認しました。デジタル化は進めないといけませんが、やはり実際に会うと話が弾みます。つい、3時間から4時間も色んな話を聞かせてもらいました。それにしても月日が経つのは早く、私が福岡に住んでいたのは20年程前になります。中にはもう亡くなってしまった人達もいます。

   東京で育った私ですが、大阪は故郷、福岡は今の自分を形成してくれた地と言っても過言ではありません。サラリーマン時代に左遷で転勤したというのが事実ですが、アジアへの見方を変えてくれました。もう一度再出発点に戻った感覚です。来月も来る事になりそうです。

   2007年に八木春株式会社の社長を退き、3年してもう一度再任という不思議な人生劇を、この先更に小説以上にワクワクドキドキさせていきたいと思います。今日はこんな所で👋