経営者と従業員

   従業員と話する機会があり、改めて経営者と立場の違いが浮き彫りになりました。私は同じ船に乗る仲間の意識でしたが、従業員からすると経営は経営者がするもので、全く違うものなのです。これはもしかしたら、どこかでそういう先入観が蔓延しているのかもしれません。経営って「経済活動を営む」活動なので、誰もがその視点を養う必要があります🤔

   こういった認識違いはよくあるのですが、教育の問題でもあります。私は学校教育で何故財務諸表を教えないのか前から疑問で、義務教育でそれぐらい教えてもいいのではと思っています。そもそも日本では金銭教育を幼少時代に受けないので、投資どころでありません。金融リテラシーの乏しさは、先進国とは思えないほどです。

   要は、損益計算書すらろくに分からず社会人生活を送る人が多数います。足し算引き算の世界を難しがるという悲しい世界です。もちろんそれが全てではありませんが、リーダーシップだとか、経営視点だとか、本来従業員でも身につけないといけません。自分には関係のない世界ではないのです。社会に出る以上必須の要件が、日本では会社に入って学ぶ事となります。

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(神戸の風月堂ミュージアム。内容とは関係ありません。)

   かくいう私も日本の大学を卒業し、日本の企業で学んできたので棚に上げて言うようですが、会社からもらう給料は元々お客さんから頂く売上が原資です。こんな事すら余り分からず働いていたら、自らの価値を高めようがないのではないでしょうか。それこそ上司の機嫌取りや上目遣いの、官僚的な組織に陥ります。そんな人間関係より目的意識の方がまずもって大事であり、同調圧力の強い風土は払拭しないと本物が生まれてきません。異質の他者を受け入れるのが、本当の和であります‼️

   それにしてもまだまだ日本では経営者は平日にゴルフしたり(私はしませんが)優雅なイメージで、従業員の人からしたら自分達は大変なのに経営者っていいよねって感じでしょうか…

   仕事は仕事として人生と分けるのもいいと思いませんが、経営者と従業員を分けるのも問題を感じます。同じ人間なのにです😅

   私も言ってみたら従業員です。今回はこんな所で👋