遊学働

   慌ただしく日本での一週間が経ち、明日は再度インドネシアです。悔いなく日々を送る事ができており、今日も最後は和歌山で商談、終わったら本町本社、箕面の家に帰ります。この一週間も体調管理に努め、少しは回復しつつある気がします。少なくともどん底からは立ち直りつつあります😉

   昨日は日中にタオルの日推進委員会を八木春本社ビルで開催、夜は最後に大阪泉州タオル産地の若手経営者とも集い、こうして若い力が業界に出てくる事を喜ばしく感じます。また、我々のやってるインドネシアでの活動も興味を持って聞いてもらえたので、切磋琢磨が出来たら本当に有意義ではないでしょうか。やはり業界の発展に貢献する事こそ、八木春の本領発揮と言った所です。

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(グランフロントで開催された大阪泉州タオルの展示会)

   現在大阪は今月2025年万博が決定するかどうかで、大きく動きが変わってくる可能性があります。何せ今や日本は人口減で対策を求められている所、外国人との接点は鍵を握ります。箕面船場大阪大学外国部学部が駅前に来る以上、万博が決定したら、そこに焦点を絞った方がいいと思います。子育てや健康と言った大事な視点もありますが、異文化交流が街を育むはずです。ミナミとは違った北摂のアカデミックな文化醸成に、我々は企業として取り組んだらいいでしょう。

    何故大学かというのは今更ですが、日本は大学と実業が分離されてるので学生は社会に出ても通用しません。先日ノーベル賞を受賞された本庶教授が我々企業の目利き力がないと耳の痛い事を言われてましたが、どうも大学との間に立つ人材に需要がありそうです。将来世代への視点を持った時に、大学教育と企業は絡まないと若いエネルギーが芽生えません。入社してからでは遅いと思います。

   以前大阪大学の学生さん達と話をする機会があったのですが、彼らはやっぱりこれからの事を真剣に考えてました。決して変な大人に染まった諦めの境地とか、どうせ自分がやった所で変わらないとかいった考えはありません。若者には夢と希望があり、我々もそのような若者に見本を示す必要があります。日本社会は成熟しすぎるだけでなく、変に保守的です。それではワクワクしません。

   「衣食住」が満たされた先に何があるか私なりに考えたのですが、「遊学働」というライフスタイルがキーワードだと思います。遊びがないと創造性も育まれず、学んで働く事で生産性も上がります。正に働き方改革って時短が目的ではなく、こういったライフスタイルを志向する事ではないでしょうか。この事は海外を見てるからこそ余計に感じます。だから異文化交流し、視点を変える必要があります。日本は世界ではいい意味でも悪い意味でも異質です。同質化された文化では何も感じません。

   特に東南アジアの国々は人口構成もまだまだ若く、高齢化社会の日本は是非とも共に生きる世界を作るべきでしょうね☝️今日はこんな所で👋