商品とサービス

  木曜日に大阪よりジャカルタに戻り、今日はKemangで過ごす日曜日です。ジャカルタでもフェアモントやムリアといった大手ホテルを営業し、いよいよバリと同時にラグジュアリークラスをターゲットに動く事になりました。やはり我々のブランド価値を上げるには上から攻めるのがセオリーです。

   一方大阪ではスーパーホテルの会長さんに会う事が出来て、日本でも改めてホテル向けに動き始めました。新年度に武器とする商品を手に営業してるのですが、よい商品とは何か、その話から日本ではしています。まずはコンセプトやデザイン表現といった伝え方でお客さんに欲しいと思わせないと購入に至りません。でもそれだけではないのです。使ってもらってどうなのか、その商品のパフォーマンスで満足してもらいファンになってもらう必要があるのです。要はお客さんに2度評価してもらって初めてよい商品となります。

    ではよいサービスとは何か、スーパーホテル会長さんの本によるとそれは準備だそうです。確かにお客様には先回りして想定以上の喜びを与える事が出来たら、満足が感動になるに違いありません。もともと私は商品以上にこうしたサービスに重点を置いてます。何故なら商品は製造業者に作ってもらうので、我々商人の価値はサービスにあるからです。日本は物作り大国と信じてる人がいますが、それは間違いでサービスが経済の4分の3を担ってるのが事実です。だったらもっとサービスについて考え抜かないと生産性とか言ってる場合ではありません。サービスをお金に変えないと経済は発展しないのです🤔

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   再びスーパーホテル会長の本に書いてあった事ですが、健康朝食という売り物があったとして、それが全く同じ物なのに副支配人さんの接客でお客様の評価に違いが出たとありました。全くその通りではないでしょうか。同じ商品でもサービスで評価は変わるのです。ハードはともかくソフト面を考え直す事で印象はガラッと変わります。ちなみにスーパーホテルのコンセプトは「日常のラグジュアリー」だそうです。ビジネスホテルですから非日常を売る高級ホテルとは違います。それでもおもてなしを重視してるそうです。生産性と顧客満足の両立です。

   我々タオルという日用品を取り扱っており、この商品は非日常というより日常のものですが、日常に少し贅沢するだけでラグジュアリー感を味合えます。「日常に非日常を」というコンセプトでブランディングしようと試みたのですが、今回は思わぬ見直しが出来ました。日常で感動させられる人間力をサービスとして身につけたいと思います。最後に同じ船場の商家の出、山本会長の成功の秘訣だそうです😉

   「平凡の凡を重ねて非凡となす」感謝👋‼️